2005年6月10日(金)12:57

ヴァルストレームEU副委員長によればEU憲法は事実上ストップ

コペンハーゲン(AP)

欧州委員会のマルゴット・ヴァルストレーム副委員長は、EU憲法の批准は当面ストップしたとの見解を表明した。フランス、オランダ両国の否決、ならびに差し当たり憲法条約国民投票の実施を見合わせるとのイギリスの決定により、批准手続きは事実上ストップした。それゆえデンマークが国民投票で憲法批准を決定する可能性も期待できない、と金曜日の『ポリティーケン』Politiken紙は副委員長の発言を報じている。

デンマークはEU憲法国民投票を9月27日に予定していた。アンデルス・フォー・ラスムッセン首相は、来週のブリュッセルEU首脳会議で今後の批准についての明確な態度表明を求めている。一方、ポーランドのマレク・ベルカ首相は金曜日、ヴィシェグラード諸国はあくまで批准手続きの続行を主張するとチェコ、ハンガリー、およびスロヴァキアの首相との会談を終えて語った。

ある世論調査によれば、10月に国民投票が予定されているポルトガルでは国民の半数が賛成、半数が反対と拮抗している。金曜日の『エクスプレッソ』紙Expressoが発表した世論調査では50.8パーセントが賛成すると答え、49.2パーセントが反対すると答えている。統計誤差はプラスマイナス3.01パーセントとされている。

原題:EU-Verfassung laut Wallstroem faktisch gestoppt




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